原価法: 先入先出法
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先入先出法(FIFO: First-In, First-Out)は、最初に仕入れた在庫が最初に売れたと仮定して、在庫の評価を行う方法です。以下に具体例を用いて解説します。
例
以下のように商品を仕入れ、売上を行ったとする
table:_
1/1 仕入 100単位 仕入単価 @500円
2/1 仕入 100単位 仕入単価 @600円
3/1 仕入 150単位 仕入単価 @700円
4/1 売上 200単位 売上単価 @1000円
最初に仕入れた在庫から売れたとして原価を計算する
最初の100単位
1/1に仕入れた在庫から売る
∴原価: 100単位 × 500円 = 50,000円
次の100単位
2月1日に仕入れた在庫から売る
∴原価: 100単位 × 600円 = 60,000円
$ \text{売上原価} = 50,000円 + 60,000円 = 110,000円
期末在庫の計算
4月1日の売上後、残っている在庫は次の通りです。
1. **2月1日仕入れの在庫**: 100単位 - 100単位 = 0単位
2. **3月1日仕入れの在庫**: 150単位がそのまま残る。
したがって、期末在庫の評価額は以下の通りです。
$ \text{期末在庫} = 150単位 × 700円 = 105,000円